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○●清新JAC●○

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関東中学2002

アルバム名:関東大会

日時   :8月9日(金)

場所   :鴨川市陸上競技場


暑かった、風が強くて腹立たしかった、そして悔しかった。悠希と由佳にとって苦い苦い関東大会になってしまいました。この借りは、必ずどこかで返そう・・・きっと二人とも心に誓ったのではないでしょうか。お疲れさま、こんなんでヘコんでられるか!


関東大会は、関東1都6県に山梨を加えた合計8都県から各種目に3名ずつの代表選手が選抜され行われる。中学生競技者にとって、もっとも大きな夢が全国大会出場、そしてその次が関東大会東京都代表である。まさしく「晴れの舞台」なのだ。1・2年生にとっては出る事が大きな目標、そして3年生にとっては入賞が、また、一つでも上の順位に行く事が当然目標になってくる。

悠希は1年生の時に1年1500mで関東大会に出場した。東京国立競技場で行われたこの時、彼はスタートしてすぐのポジション争いに失敗しポケットされてしまう。前へ上がるには一旦最後尾まで下がってアウトへ逃げるしかない。彼は、スタートしてから150m地点までにこれをやり、強引に上位へ上がって行った。しかしこの事が後半に与えた影響は大きく、150mで1年生の彼の関東大会は終わったも同然だった。
3年生の今年・・3000m、うまく走ってベストが出れば入賞可能だった。開会式では東京都の注目選手として名前を呼ばれた。これまでの勢いからして一気に8分台か、という期待も大きかったし、当然本人もその気でいた。しかし、現実はそう甘くなかった。後で聞くと1000mでもうきつくなってしまったそうだ。それでも2000mを6分4秒ほどで通過したが、そこでパッタリと足が止まった。今日の彼には「心のスタートピストル」は聞こえなかった。9分22秒07、18位。悔しくて泣いた、応援に駆けつけてくださった校長先生の前でも涙を押さえることはできなかった。彼の2度の関東大会は、両方とも苦い思い出となり終わった。

由佳は1年生だった昨年、大人の判断ミスで関東大会への出場を逃した。今年はもっと楽に出場できるかと思っていたが、貧血・疲労骨折と続いた不運で苦しい立場に追い込まれ、またしても神の悪戯なのかと天を仰いだこともあった。しかし、最後の選考レース「総体」を激走した彼女は何と優勝を成し遂げ、ついに関東大会を手中にしたのだった。今年の関東大会の女子800mはレベルが高かった。全国大会の女子800mには34人が出てくるが、このうち関東地区の選手が16人もいる。関東大会はまさしく全国レベルであった。由佳は予選1組目に登場、1周目こそTOPに付くものの2周目からは徐々に離れてしまい結局2’25"66で組6位。東京都代表3人の中では1番だったが、関東を戦うには力不足だった。しかし、由佳には来年がある。しっかり練習をして、悠希がなし得なかった関東大会入賞を是非来年勝ちとって欲しいと思う。

暑くて風が強い悪コンディションの中、お疲れさま!



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